こんにちは! 歯科衛生士の今井です。
急に寒くなり、秋らしくなってきましたが、みなさん体調等いかがでしょうか。 我が家は、秋の味覚である「さつまいも」が今年は美味しくて、秋を楽しんでおります。
今回のブログテーマは「レントゲン」についてです。 さて、質問です! レントゲンは何のために撮影するのでしょうか?
答えは…
レントゲンは肉眼では見えない部分を確認するために撮影します。
例えば、お医者さんに「お腹が痛い…」と行った時も、レントゲンや超音波、細菌検査、血液検 査などを行って、原因がわかってから治療を行います。
誰もが、行ってすぐに「お腹を切って見てみましましょう!」と言われたら驚きますよね。
歯科医院も同様なのです。 「歯が痛い」となった時に、虫歯だ!と言って歯を削るのは簡単ですが、もしかしたら原因は歯ぐきかもしれません。削った歯は元には戻りませんので、必要な検査を行い、しっかりと原因を 見極めた上で治療を行います。
撮影の目的は以下の通りです。
1.むし歯の診断
表面からは見えない歯の内部や歯と歯の間のむし歯を確認します。
2.歯周病の診断
骨の減りや透けている度合いを調べ、歯周病の進行度を確認します。
3.親知らずの位置確認
親知らずが生えてくる向きや周囲の歯や骨や神経との関係を見るために、レントゲンを撮影しま す。
4.骨の状態確認
顎の骨の中状態(異常なものの有無、顎関節症)や成長度合い(顎の骨の成長、永久歯の本数) 確認するためにも、レントゲンは不可欠です。
5.気道の確認
成長に見合った太さになっているか、睡眠時無呼吸症候群の有無を確認します。
レントゲンの種類
歯科ではいくつかのレントゲンを撮影する部位や目的によって使い分けています。
1.パノラマ
顎全体を一度に撮影するもので、親知らずや顎の骨、歯の全体の状態を確認するために撮影しま す。
2.デンタルX線
特定の歯やその周辺の状態を詳細に確認するためのレントゲンです。むし歯や歯周病の確認に役 立ちます。
3.CT
歯や骨の立体的なイメージを得るための方法で、インプラント治療、親知らず抜歯、根の治療、 睡眠時無呼吸など、正確な位置情報が必要な際に使用されます。
当院では病気の確実な診断のために、初診時・定期検診時(患者さんの状態に合わせて1~3年に 1度)に、1パノラマと2デンタルX線を撮影しています。
被曝と安全性
歯科レントゲンの被ばく量は非常に少なく、日常生活で受ける自然放射線とほぼ同じ程度です。 さらに、最近のデジタルレントゲン技術により、被ばく量はさらに少なくなっています。
また、レントゲン撮影は必要最低限の回数で行い、撮影の際には防護エプロンを装着すること で、身体への影響を最小限に抑えています。
ただ、妊娠されていらっしゃる方は、念の為に産後に撮影をお願いしておりますので、妊娠の可 能性がある場合や妊娠中の方は、お声がけをお願いします。
以上、レントゲンについてでした。
ご質問や心配なことがありましたら、スタッフにお声がけください!
©Hasegawa Mirai Dental Clinic. All rights reserved.