こんにちは。
今回は受付から情報をお届けします。『現状維持は実質的に後退だ』との院長の言葉通り、私たちは毎週2回計2時間、医院全体で勉強会を行っています。
口腔環境は全身の健康へ影響を与えます。
そのため、口腔内の勉強にとどまらず、睡眠や栄養からのアプローチも大切です。
多彩な分野に、それぞれの視点で向き合い、その知識や経験を伝え、
当院に関わる全ての方が『気づいたら健康になってた』をモットーに、日々の診療や情報発信に努めています。
そんな健康への第一歩として、私が入社してから知った新常識を発信していきたいと思います。
①当院は、歯が痛くなる前に通う・予防ができる歯医者さんです。私はここに勤めるまで、歯医者=病院=何か問題が起きてからじゃないと行ってはいけない所と思っていました。
その為、虫歯を予防する、予防できるなんて観点はなく、本当に衝撃的でした。
今でこそ検診を希望される方は増えましたが、以前の私のように…従来の価値観をお持ちの方もまだまだ少なくはありません。
入社後スタッフは、自身の口腔環境を知り、患者様の気持ちを理解するために…
お口の細菌を減少させる【初期治療】を体験します。
これは、歯を失う主な原因(虫歯と歯周病)へアプローチする治療です。
私も初期治療受け、受診の度に得る情報や症状(起床時の不快感・歯茎からの出血・口臭)が軽減される変化を通じて、その怖さと重要性を知りました。痛い思いや出費ではなく、(自身と家族の)未来へ健康な歯を残すために、投資を始めてみませんか?
② 気づかないうちに進行していくことから、沈黙の病気とも言われる【歯周病】。近年の研究で歯周病は…口臭の原因となるだけではなく、脳梗塞、心筋梗塞、認知症、糖尿病等全身へ様々な影響を与えることがわかっています。
特に妊娠・出産前後はホルモンバランスの影響を受け、口腔環境が乱れやすく、早産やお子様の健口(口腔が健康であること)へも大きな影響を与えます。噛むことは、消化を助けるだけではなく、清掃性を高め、筋肉・関節を強化し、口腔機能を維持する為にも重要な役割を担ってます。自分の歯で自然に噛むことが、食事を楽しむだけでなく、最高に幸せなことだと気づけた方、80歳になっても自分の歯を20本残せる様に目指しませんか?
③歯磨きは【4つの2】がポイント。
・1日2回(朝・夜)
・フッ素入り歯磨き粉を2cm
(成人:1450ppm、小児:950ppm〜推奨)
・2分間かけて撫でるように磨きましょう。
・磨いた後、2時間は飲食を控えましょう。
【以前の私は】お恥ずかしい限りで。
・ゴシゴシ磨き。
・歯磨き粉は、数値どころかフッ素の存在すら知らず、デザイン/味重視。
・歯磨き粉の味がなくなるまで必死にうがい。
・フロスや歯間ブラシは、おじさんが使う爪楊枝の様なもので、自分には必要ないと思い込み。
・毎回想像以上に口腔内が紫色に染め出され、現実を受け止めきれず落ち込む。【今は】
口腔リテラシー絶賛上昇中です。
・3本の歯ブラシと2種の歯磨き粉を時間や用途に応じて使い分け。
・的確なサイズの歯間ブラシを処方してもらい、使い分け。
・うがいは、ペットボトルキャップ1杯分程度。
・うがい液(洗口液)を併用。
・呼吸はお鼻で。
・舌にも正しい位置(上の前歯の裏に舌の先端がつき、舌全体が上顎についている)がある。当院は担当制のため、自分に合ったセルフケアグッズの紹介や生活環境に合わせた提案、弱点やリスクの共有など、パーソナル治療を受けることができます。
※口腔リテラシーとは、口に関する情報を理解し、活用する能力を指します。これからも皆さんが来院いただく度に、わかりやすく、簡単に情報を発信できる様、専門職のスタッフに負けじと、頑張っていきます。最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございました。
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